kuppykuppy’s diary

中国語で書かれた羽生結弦選手関連の文章を色々と翻訳しています。速報性皆無のマイペース素人翻訳ですが、よろしければお読み頂ければ嬉しいです。 Twitter:@kuppykuppy2020

羽生結弦が「冬のスポーツ選手ランキング」のトップに。彼が出場する四大陸選手権のチケットは瞬殺。

ロッテさんとの格闘の疲れがまだ取れない気がする週末。結果的に欲しい人は必ず買えることになってよかったですが、今度から最初からこの形にして下さると本当にありがたい。何度も何度もトイレに通い、仕事クビになるんじゃないかと心配になりましたから。

 

ちょっと前に話題になっていた記事を翻訳しました。確かにさらっと重いことを言ってますね。コメント欄も物凄く熱かったので訳しました。

 

https://run.huanqiu.com/article/3wSnPG512T0?from=singlemessage

逆境の中、史上初の4回転半ジャンプに挑む。北京オリンピックへの出場はまだ未定。

 

北国网 2020-01-03 10:24

2019年5月にスタートした「スポーツ選手ランキング」の投票結果が先日(2019年12月31日)発表された。この投票は各ジャンルの世界的に有名なアスリートを候補として「スポーツの力に敬意を表し、オリンピックの精神を伝え、2020年の北京オリンピックを支える。」を趣旨に、半年余りに渡って行われた。その結果、テニス界の伝説フェデラー、中国の女子バレーボールを牽引する朱婷、オリンピック金メダリストの孫楊など世界トップクラスの選手が各部門のトップに選ばれた。2020年の北京オリンピックに向けて注目が集まるウィンタースポーツ総合の部では、2度の冬季オリンピックで金メダルを獲得したフィギュアスケート男子シングルの羽生結弦が530,454票を獲得し、疑う余地なくトップとなった。

2014年のソチ冬季オリンピック羽生結弦は66年ぶりの最も若い男子シングルの金メダリストとなった。更にはアジア人初の男子シングルのオリンピック金メダリストとして、この種目での欧米の100年以上もの長きに渡る統治を打ち破ったことになる。2018年の平昌オリンピックでは再度の金メダル。フィギュアスケート男子シングルの選手としては半世紀以上ぶりにオリンピック連覇を成し遂げた。また、彼はシニア選手になってからの10年で世界記録を18回破っている。25歳になったばかりの羽生結弦はこの上なく誇らしい戦績と、人も羨むほどの非常に高い人気を兼ね備えている。

 

1週間前、この奇跡のアスリートは2019年の最後の試合を終えた。二十数日という短い期間に6度の長時間のフライトで時差調整もままならない状況のまま、アメリカ大陸、ヨーロッパ大陸、アジアと3試合を連戦。正に悪魔のような試合日程を経験したと言える。その彼もやっと少し休んで世界選手権に備えることができるかと思われた矢先、日本スケート協会は何と羽生結弦が1ヶ月少し後にソウルで開かれる「四大陸選手権」に出場すると発表した。するとチケットは20分以内に完売。羽生結弦が前回四大陸選手権に出場したのは2017年。その際には韓国国内での競技における観客動員数の最高記録が生まれた。報道によると2017年の四大陸選手権のチケット売り上げは31,900枚を超え、前年にソウルで開催された同じ試合(6,500枚)の5倍に達した。2018年の平昌冬季オリンピックフィギュアスケート男子シングルのチケットは更に激戦であった。また2019年の12月にトリノで行われたグランプリファイナルと今年3月にモントリオールで行われる世界選手権のチケット価格は、どちらも羽生結弦選手の出場を踏まえてこれまでの3倍以上であるとのこと。

試合だけではなくアイスショーにおいても羽生結弦フィギュアスケート市場にもたらす空前の好況に注目されている。我が国では「3億人をウインタースポーツに動員しよう。」の掛け声の下、ここ数年、国際試合を積極的に引き受けたりショーの契約をしたりする事で世界のトップ選手を中国に招き、氷上スポーツの国内での注目度と関与の度合いを高めている。名声高い日本のアイスショー「ファンタジーオンアイス」が今年5月に初めて上海公演を行うことも最近発表された。中日双方の主催者が戦略的に協議して契約を結んだとのこと。オリンピック金メダリストや人気選手の出場に向けて全力を尽くし、フィギュアスタートのアジアでの影響力を高め、中日文化友好の架け橋を作ることを目指すそうだ。ご存知の通り、羽生結弦は長きにわたり「ファンタジーオンアイス」の日本公演においてチケットの売り上げに大きく寄与している。この度の記者会見でのメディアの質問や、このショーの微博公式アカウントに書き込まれたコメントを見ていると、人々の注目は専ら「羽生結弦が上海公演に出るのかどうか。」に集まっているように記者は感じた。

中国の観衆とすれば、羽生結弦が2022年の北京冬季オリンピックに出るかどうかがいちばん気になるところ。羽生本人はかつて語っていた。2019年から(2018年間の冬季オリンピック連覇後)は「競技生活の延長線」であると。2019シーズンを振り返ると、怪我を抱えて前進することを選択した時点で新たな試練に直面する運命であったと言えるのかもしれない。2018年の11月、グランプリシリーズのロシア大会で怪我を悪化させてしまい、グランプリファアナルの出場を断念してから、2019年のグランプリファイナルで高難度ジャンプである4回転ルッツを再び跳べるようになり、フリーの演技で5本の4回転ジャンプを跳べるようにまでなり…羽生結弦のこの1年の苦労と収穫はオリンピックシーズンと比べても決して少ないものではなかった。2019年のルール改正以降、一新された採点方式には主観によって操作できる余地が大きいのではないかと言う疑いの声が絶えない。羽生結弦はアジアのトップ選手を代表する人物として新ルールの犠牲者になっているとも言える。フィギュアスケートの人材をバックアップしている日本スケート連盟は、カナダで練習している彼にはリソースを割かないし、サポートもしない。逆境の中で羽生結弦は以前と変わらず積極的に新しい挑戦を続けている。今シーズンが始まって早々に、彼は初めて「北京オリンピックを視野に入れる可能性がある。」と表明した。そして先日、3ヶ月後の世界選手権で4回転アクセル(4回転半ジャンプ)に挑戦するつもりであることを明かした。

 

羽生結弦の競技生活の延長線がどこまで続くのか、2022年の北京オリンピックはその延長線上に輝くポイントとなるのかどうか、私たちには知る由もない。しかしはっきりと言えるのは、次の試合では更に進化した羽生結弦が見られるということだ。


責任編集:高鑫戈

 

 

〜コメント欄より〜

🐮羽生結弦がいたからこの種目を知った。彼の演技を見ることはこの上ない楽しみ。彼は技術と芸術を完璧に融合させ、欧米が主導権を握っていたフィギュアスケート界において東洋の情緒あふれるプログラムで神になった。そしてオリンピック連覇を達成してもなおスケートへの愛で自分への挑戦を続けている。

 

🐮一貫して点数を抑え続けるisuに抗う彼を見ると感慨深い。点数の基準がどんなにダブルスタンダードでも、彼はただ自分自身に原因があったと考える。アジアの選手は「圧倒的に勝利」して初めて、当然あるべき順位にしてもらえる。彼は採点競技への意外な乱入者だったようで、新ルールを高貴な国籍の各部門の利権を持つ人たちが操作してかき乱してしまった。その上、日本スケート連盟は彼をサポートせず、いろんな手段を使って搾取し、彼を取引に使っている。状況はどんどん悪くなるばかり……こんな状況でも彼がハイレベルな状態を保持しているばかりか、怪我を克服して進歩を続けていることには敬服するしかない。どうか、順調に4回転半ジャンプと言う夢を叶えて、人類の極限に挑戦してほしい。頑張って!

🐮羽生結弦フィギュアスケートそのものであり、この種目のG.O.A.T.。卓越した完璧な技術と究極の芸術で人を惹きつける力において他に並ぶものがない。同じプログラムを何度繰り返して見ても、演技に込められた感情にいつも心が動かされる。羽生結弦の試合とショーには大いに期待しています。

🐮羽生結弦は世界の至宝でありアジアの栄光。オリンピック2連覇後も全く気を緩めず、フィギュアスケートへの敬意と熱い思いを持ち続けて新しい世界を切り開き、レベルの向上を続けている。怪我の後に史上初めて4T1EU3Sという高難度のコンビネーションを成功させ、2つの高難度の4回転ジャンプも取り戻した。試合の中では本人最高難度である5つの4回転ジャンプを入れた構成にも成功。加えて高難度な繋ぎで芸術的にも見応えのある演技。この種目がフィギュアスケートと呼ばれ、演技、プログラムと言われるのは、技術だけを見るスポーツ競技ではなく、演目を表現する力がとても重要だからである。芸術と感情はフィギュアスケートの魂なのだ。ルールや技術のことをよく知らない人は、転ばずに全てのジャンプを成功させれば優勝間違いなしと思うであろう。しかし技術とは芸術を支えるものである。技術が十分で正確で巧みなものであってはじめて、芸術性が発揮できるのだ。もちろん選手本人の芸術への理解と才能は非常に重要である。選手が時間をかけて心を込めて作り上げたプログラムこそ、観衆の心を打つのだ。感動的なプログラムは選手が捧げた時間と気力と心血と魂を表す。今の男子シングルのルールには裏表があり、完全に質が変わってしまった。高貴な国籍の選手にとってはルールは形だけのもの。彼らが100メートル走をしている中で羽生結弦などのアジアの選手は100メートルハードル走をさせられているようなものだ。その上、ミスのない完璧な技術と動きをしたとしてもそれに見合った点数が付けられるとは限らない。減点はされないにせよ、採点の偏りは深刻で、確実に点数を抑えられる劣悪な競争環境。そんな中でも彼はフィギュアスケートの本質である技術と芸術を完璧に融合させることを諦めない。プログラムの質を下げずに試合に挑み、決してお茶を濁すようなことはしない。現在彼は試合で史上最高難度である4Aに挑戦しようとしているが、ISUはわざわざその基礎点を下げた。彼が本当に成し遂げてしまうことを恐れているのだろう。新ルールは主観で点数を操作できる部分が大きいが、羽生結弦は萎縮することなく自分の力で困難に対峙している。そのいばらが敷き詰められた道に数多の困難が待ち受けていることは想像に難くない。彼が戦いから毎回、平穏で順調で健康で楽しく帰って来られることを祈る。

 

🐮平昌の彼の試合を見たら、本当に異星人のように思えた。今までまだ滑り続けてくれるなんて当時は想像できなかった。


🐮羽生のスケートが大好きすぎる。チケットは本当、手に入らない。